さどカラー

初夏を彩るトビシマカンゾウ


佐渡島北部の絶景スポット「大野亀(おおのがめ)」が、
1年で最も鮮やかな季節を迎えています。

一面を埋め尽くすのは、佐渡の初夏を代表する花「トビシマカンゾウ」。

国内では佐渡島と山形県の飛島、酒田海岸のみに自生すると言われる
貴重なユリ科の花で、毎年5月末〜6月頭にかけて、大野亀を鮮やかな黄色に彩ります。

その数はおよそ50万株100万本と国内最大級の規模を誇り、
一斉に咲く景色はまさに圧巻。

青い空や海と、一面に広がる黄色の花々のコントラストは、
初夏の佐渡を象徴する絶景のひとつです。

年によっては、強風の影響を受け、花が折れてしまうこともありますが、
2026年は順調に開花が進み、美しい景色が広がっています。

足を止めて景色を眺めていると、
島全体が少しずつ夏に向かっていることを感じます。

ちなみに、カンゾウは食用としても栽培されています。
私は今年、初めて調理してみました。

さっと炒めて食べると、ほんのり甘く、シャキシャキとした食感。
個人的には、ほうれん草のやさしさとアスパラの食感をあわせ持ったような味わいに感じました。

花は、ほうれん草の約20倍の鉄分のほか、ブドウ糖やタンパク質も含むそう。
旬の味覚を楽しみながら、栄養も豊富で、心にも体にも嬉しい食材です。

食用のカンゾウは、例年「新鮮空間 よらんか舎」で販売されています。
景色を楽しんだあとは、旬の味覚もぜひ。
この時期ならではのお土産としてもおすすめです。

なお、自生しているカンゾウを許可なく採ることは禁止されていますので、お気をつけください。

そして 6月14日(日)までは、「大野亀カンゾウ WEEK」開催中!
この期間ならではの交通手段(カンゾウライナー)や特典も用意されています。

最終日の6月14日(日)には
鬼太鼓や佐渡おけさの披露など、郷土芸能もお楽しみいただけます。

今しかみられない初夏の大野亀へ、
ぜひ足を運んでみてください。

詳細はこちら


  • 大野亀カンゾウWEEK
  • 大野亀
    • 『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』二つ星として掲載
    • 住所:新潟県佐渡市 願(両津港から車で約50分)
  • 新鮮空間 よらんか舎
    • JA佐渡が運営する農産物直売所
    • 住所:新潟県佐渡市千種68-1

ライター:

『さどタイムス』エディター
中村 水咲

兵庫県出身。新しい世界への好奇心から、これまでに約40カ国へ渡航。
ラトビアでのアリが添えられたシャーベットとの出会いや、
フランスでクロワッサンとサラダを一緒に食べて怒られるなど、
日常の先にある非日常な体験に心を動かされてきた。
ご縁をいただき辿り着いた佐渡島では、
豊かな自然や文化、食のなかに、 “究極の日本らしさ”を感じ、深く惹かれる。
そんな私から見た佐渡の魅力を、この島からお届けします。