佐渡金山のまち「相川」に響く相川音頭。
幻想的な「宵の舞(よいのまい)」に参加してきました!
宵の舞とは、毎年6月上旬に開催される音頭流しのイベント。
浴衣に編み笠姿の踊り手たちが、生演奏の相川音頭に合わせて京町通りを踊り歩きます。
相川音頭は、江戸時代から相川で受け継がれてきた盆踊りの唄。
2026年は6月5日(金)と6日(土)に開催され、多くの人で賑わいました。
宵の舞の舞台「京町通り」
会場となる京町通りは、かつて佐渡金山の繁栄を支えた相川の中心地。
歴史ある町並みから、当時の面影を感じることができます。
会場へは、指定の駐車場(海岸の市営駐車場や佐渡金山第三駐車場)に車を停め、
無料のシャトルバスで向かいます。
イベントは19:00からですが、
少し早めに到着して、京町通りを散策するのがおすすめ。
元鉱山住宅をリノベーションした映画館兼カフェの「ガシマシネマ」や、
佐渡らしさ溢れる雑貨コーナーや野草茶屋のある「よう喜多屋」など、
相川のまちをより楽しめるスポットが点在しています。
佐渡版画村美術館前では、露店市も開催。
佐渡グルメを片手に、お祭り気分を楽しむことができました。

いよいよ始まる音頭流し
今回私は京町通りのシンボル「時鐘楼(※1)」の近くで観覧しました。
遠くから歌声やお囃子の音が聞こえてくると、
時鐘楼の角から、踊り手たちが次々と姿を現します。ぼんぼりの灯りに照らされた坂を、踊り手たちがゆっくりと下りてくる様子は
とても幻想的でした。


今年は約20の団体が参加。
浴衣の色や柄、踊り方にはそれぞれ個性があります。
しなやかな踊りやキレのある踊り、華やかな浴衣やシックな浴衣。
それぞれに違った魅力があり、
「次はどんな踊りだろう」と楽しみながら眺めることができました。
※1 時鐘楼(じしょうろう):江戸時代より相川のまちに朝晩の時をつげる鐘。佐渡で産出された銅でつくられている。
歴史ある街並みと人々がつながる夜
沿道では、初めて会った人同士がおしゃべりを楽しんだり、
見よう見まねで一緒に踊ったり。
幻想的な雰囲気の中にも、人と人との距離が近く、
どこかあたたかな空気が流れていました。踊り手たちは京町通りを進み、
最後は「佐渡奉行所(さどぶぎょうしょ)」の周りをぐるりと一周します。
歴史ある町並みと相川音頭が重なり、相川ならではの景色が広がっていました。


夏は「夜の御前踊り」も
こうした特別な雰囲気を楽しめるのは、宵の舞だけではありません。7月から8月の限られた土日には「夜の御前踊り」が開催され、
同じく京町通りにて、相川音頭の踊り流しを見ることができます。
さらに相川では、佐渡三大祭りのひとつ「鉱山祭」が7月25日(土)・26日(日)に開催。
おけさ流しや花火大会も楽しむことができます。
ぜひ皆様もこの特別な空気感を体験しにきてください。
詳細はこちら
- 夜の御前踊り
- 日時:2026年7月11日(土)〜8月23日(日)のうち、一部の土日
- 時間:20:30~21:30
- 会場:京町通り〜佐渡奉行所
- 詳細URL:https://www.visitsado.com/event/9186/
- 鉱山祭
- 日時:2026年7月25日(土)・26日(日)
- 時間:18:00~22:00
- 会場:相川市街地周辺
- 詳細URL:https://www.visitsado.com/event/3542/


ライター:
『さどタイムス』エディター
中村 水咲
兵庫県出身。新しい世界への好奇心から、これまでに約40カ国へ渡航。
ラトビアでのアリが添えられたシャーベットとの出会いや、
フランスでクロワッサンとサラダを一緒に食べて怒られるなど、
日常の先にある非日常な体験に心を動かされてきた。
ご縁をいただき辿り着いた佐渡島では、
豊かな自然や文化、食のなかに、 “究極の日本らしさ”を感じ、深く惹かれる。
そんな私から見た佐渡の魅力を、この島からお届けします。