さどカラー

佐渡の夜の海で、さざえ拾いと民謡鑑賞


夜の海に、たいまつを持って入り、さざえを拾う。

そんな一風変わった体験ができる「夜のさざえ拾いと民謡鑑賞」が、
今年も佐渡の南部・小木で開催されました。

さざえは夜行性。
暗くなると岩場に生えた海藻を食べるため、浅瀬へと動き出します。
昔の人はそんな習性を知り、夜の海へさざえを拾いに出ていたのだとか。

今回は、そんな昔ながらのさざえ拾いを体験してきました。

まずは、わら草履に履き替えるところから。

海辺の岩場は滑りやすいため、わら草履を履いて、そのまま海の中へ入ります。
昔の人の知恵に感心しながら準備を整え、松明を受け取ったら、いよいよ海へ。

夜の海は真っ暗。
でも、参加者一人ひとりが手にするたいまつが、海面を明るく照らしてくれます。

たいまつを水面近くまで下ろし、目を凝らしていると……

暗い海の中で、さざえを発見!

目を凝らして探し、見つけた時の感覚は、まるで海の中の宝探しです。

大人も子どもも夢中になり、あちらこちらで「いた!」という声が上がります。

拾ったさざえは持ち帰ることができるため、
参加者の皆さんは袋に次々とさざえを入れていきます。

さざえ拾いを楽しんだあとは、「小木ふ頭公園」へ。
海岸から参加者みんなで約3分ほど歩いて移動します。

ここでは「さざえのつぼ焼き」とワンドリンクをいただくことができます。

地酒を片手に、みんなで囲むのは佐渡の民謡ショー。

佐渡のさまざまな地域に伝わる踊りを一度に楽しむことができました。

佐渡おけさ、両津甚句、相川音頭、小木おけさなど、
衣装を替えながら、各地域に伝わる唄や踊りを披露してくださいました。

ただ観るだけではなく、佐渡の海、食、そして文化を一晩で体験できるのが、このイベントの魅力です。

本イベントは、2026年7月31日〜8月2日と3日間のみの開催となりましたが、
佐渡には昔の人の知恵に触れたり、受け継がれてきた伝統文化を楽しめる機会はたくさんあります。

ぜひイベントに合わせて来島を計画し、「佐渡らしさ」を楽しみにお越しください。

※さざえは、海岸で見つけても自由に採ってよいものではありません。
漁業権が設定されている海域では、一般の方による採捕は法律で禁止されていますのでご注意ください。


直近の歴史的なイベントはこちら



ライター:

『さどタイムス』エディター
中村 水咲

兵庫県出身。新しい世界への好奇心から、これまでに約40カ国へ渡航。
ラトビアでのアリが添えられたシャーベットとの出会いや、
フランスでクロワッサンとサラダを一緒に食べて怒られるなど、
日常の先にある非日常な体験に心を動かされてきた。
ご縁をいただき辿り着いた佐渡島では、
豊かな自然や文化、食のなかに、 “究極の日本らしさ”を感じ、深く惹かれる。
そんな私から見た佐渡の魅力を、この島からお届けします。