佐渡の伝統的な夏祭り「鉱山祭」が、今年も開催されました。
鉱山祭は、佐渡金山で働いていた人々の慰労と鉱山の繁栄を願って始まったお祭りです。
起源は1605年の大山祇(おおやまずみ)神社の祭礼にあるといわれ、約400年もの歴史を受け継いできました。
毎年7月下旬の土日に開催され、約1万人が訪れる佐渡を代表する夏祭りのひとつ。
伝統芸能や花火まで楽しめる、佐渡らしさが詰まった2日間です。
お祭りは神事からスタート
鉱山祭は、大山祇神社で執り行われる神事から始まります。
厳かな雰囲気の中で祭典が行われ、その後には鬼太鼓も披露されました。

祭りのにぎやかな雰囲気とはまた違う、伝統を大切に受け継ぐ姿を見ることができます。
昼間は観光やグルメも楽しめる
本格的にお祭りが始まるのは18時から。
それまでの時間は、「さど食の陣」で佐渡グルメを味わったり、
世界文化遺産「史跡・佐渡金山」を見学したりと、相川観光を楽しめます。

日曜日には「鉱山祭リレーマラソン」も開催されるため、
昼から街全体がお祭りムードに包まれていました。
18時からは街全体が祭り一色に
夕方になると、浴衣姿の人たちが続々と集まり始め、
街の雰囲気は一気に夏祭りらしくなります。
山車(だし)流しでは、花飾りの付いた傘を持った子どもたちが街を練り歩きます。

誘導する大人たちも音楽に合わせて飛び跳ねながら歩いていて、
見ているこちらまで自然と笑顔になる、温かい雰囲気が印象的でした。
一緒に踊れる佐渡おけさ
郷土芸能披露では、会場全体が「佐渡おけさ」の輪に包まれます。
普段イベントで見る佐渡おけさは、踊り手がステージ上で披露する姿が多いですが、
鉱山祭ではステージ前にも大きな輪ができ、観客も一緒になって踊ることができます。

生歌と生演奏が会場いっぱいに響き渡り、
踊り方が分からなくても周りの人の動きを真似しながら楽しめるので、初めてでも気軽に参加できます。
フィナーレは海辺の花火
日曜日の夜には花火大会も開催。
海に面した芝生には、多くの人が座って打ち上げを待ち、
花火が始まると、その近さと迫力に会場からは拍手が沸き起こりました。

約20分間続く花火は、フィナーレになるにつれてさらに華やかに。
夜空いっぱいに広がる花火が、鉱山祭の締めくくりを鮮やかに彩ります。
花火が終わった後も、おけさ音頭が流れ始めると自然と人が輪になり、
最後まで踊り続ける姿がとても印象的でした。
佐渡の夏祭りはまだまだ続きます
鉱山祭は、佐渡三大祭りの一つ。
この後も、残る2つの「両津七夕まつり・川開き 」「小木港祭り」の開催が予定されており、
佐渡の夏祭りはまだまだ続きます。
地元の人も観光客も一緒になって踊る、佐渡ならではの心が温まる夏を体験してみてください。
佐渡三大祭りについて
- 鉱山祭
- 開催日:2026年7月25日(土)・26日(日)
- 開催場所:相川市街地周辺(相川浜公園・天領通り商店街)
- 公式サイト:https://www.s-nets.info/sado.kouzan/
- 両津七夕まつり・川開き
- 開催日:2026年8月7日(金)・8日(土)
- 開催場所:佐渡市両津夷・両津湊
- 公式サイト:https://.com/ryotsukawabiraki
- 小木港祭り
- 開催日:2026年8月29日(土)・30日(日)
- 開催場所:小木町市街地(木崎神社・琴平神社・みなと公園)
- 詳細URL:https://www.visitsado.com/event/3639/

ライター:
『さどタイムス』エディター
中村 水咲
兵庫県出身。新しい世界への好奇心から、これまでに約40カ国へ渡航。
ラトビアでのアリが添えられたシャーベットとの出会いや、
フランスでクロワッサンとサラダを一緒に食べて怒られるなど、
日常の先にある非日常な体験に心を動かされてきた。
ご縁をいただき辿り着いた佐渡島では、
豊かな自然や文化、食のなかに、 “究極の日本らしさ”を感じ、深く惹かれる。
そんな私から見た佐渡の魅力を、この島からお届けします。